布製タイヤチェーンを使うメリットやデメリットを中心にくわしく解説します。
- 金属・非金属・布製タイヤチェーンを比較
- 布製タイヤチェーンを使うデメリット
- 布製タイヤチェーンを使うメリット
- 布製タイヤチェーンの「おすすめ」

冬のドライブ、特に雪道での運転に不安を感じていませんか?
「布製のタイヤチェーン デメリット」や「スノーソックス デメリット」を検索して、どれが最適なのか迷っているあなたへ。
この記事では、布製タイヤチェーンのメリットとデメリットを徹底解説。
さらに、人気のISSE Safetyとオートソックを比較し、どちらがあなたのニーズに合うのか明らかにします。
もし、あなたがこれから購入を検討しているなら、この記事はあなたの選択を確固たるものにするでしょう。
布製のタイヤチェーンのメリットとデメリットを理解し、最適な選択をして、これからの冬を安心して過ごしましょう。
最後まで読むことで、あなたの悩みは解消され、より良い選択につながるはずです。
それでは、じっくり見ていきましょう。
布製タイヤチェーンとは
布製タイヤチェーン(オートソック)は、1998年にヨーロッパで開発された布製のタイヤチェーンです。
TUF(国内外にある安全基準の承認・検査を行う国際的な第3者機関)はその安全性・機能性を認めています。
現在は世界60カ国以上で販売され、大手自動車メーカーの純正品としても採用されています。
金属・非金属・布製タイヤチェーンを比較
タイヤチェーンには「金属製、非金属製、布製」の3種類あります。
それぞれの特徴を表にまとめました。
金属製 | (ゴム・ウレタン製) | 非金属製(オートソック) | 布製|
走行可能距離(※目安) | 約1,000km | 約600km | 約100~150km |
推奨速度(耐久性を考慮) | 30km /h以下 | 50km /h以下 | 50km /h以下 |
性能 | ◎ | ◎ | ○ |
価格相場 | 約3,000~5,000円 | 約4,000~数万円 | 約2,000~10,000円 |
持ち運び | ○ | △ | ◎ |
着脱しやすさ | △ | △ | ◎ |
チェーン規制 | なし | なし | なし |
それぞれの特徴を踏まえた上で、布製タイヤチェーンのメリット・デメリットを詳しくご紹介します。
布製のタイヤチェーンを使うデメリット4つ
布製のタイヤチェーンを使うデメリット4つは以下の通り。
- 長距離走行には向いてない
- 劣化が早い
- 破損しやすい
- グリップ力
①長距離走行には向いてない
オートソックのデメリットの1つに、長距離走行に向いてないことがあります。
タイヤチェーンとはいえ、布でできているので、丈夫な金属製・非金属製と比べるとどうしても耐久性が低くなるためです。
オートソックの場合、多くのメーカーでは、走行距離100〜150kmを目安に交換することが推奨されています。(使用頻度や道路状況によって個人差あり)
上記の理由から、オートソックは降雪・積雪の多い地域での長距離走行は不向きです。住んでいる地域が降雪地帯の場合や、長距離の雪道を走行する場合は、金属製か非金属製のタイヤチェーンの購入を検討しましょう。
②劣化が早い
オートソックのデメリットには、劣化の早さもあります。
素材が布なので、金属やゴム製のタイヤチェーンと比べると耐久性が低いためです。 使用頻度や道路状況によってタイヤチェーンの劣化のスピードは変わります。
例えば、雪がない、凍結していない普通の道路では摩擦で傷みやすくなります。石や砂利道、凹凸の多い道路も摩擦が強いので劣化を早める原因になります。冬場の道路以外でオートソックを履いて走行するのはやめた方が良いでしょう。
金属製・非金属製タイヤチェーンは、使用していくと金属が錆びたり、ゴムが切れたりすることがあります。布製のタイヤチェーンの場合、黒い布地が見える、破れる、裂けるなどすると交換のサインです。
他のタイヤチェーンと比べて劣化が早いということを覚えておきましょう。
③破損しやすい
オートソックは、使い方によっては破損しやすいデメリットもあります。
例えば、スキー場で駐車したまま、帰るまで放置してしまったケース。長い時間オートソックを履いたまま放置してしまったので、布地に雪が張り付いて破れてしまったなんてことがあります。
また、推奨速度(50km /h)以上にスピードを出したり、乾いた道路を走ったりすることも滑り止め効果を弱め、破損リスクを高めます。
あくまで緊急時に雪道を走る時のみの使用をおすすめします。長時間駐車する場合は、こまめに取り外すことで破損リスクを防ぐことができます。
④グリップ力
布製のタイヤチェーンは、金属製のタイヤチェーンに比べてグリップ力が劣るとも言われています。
特に、急な坂道や凍結した路面での性能が不安定な場合があります。このような状況下で布製のタイヤチェーンを使用すると、スリップのリスクが高まる可能性があります。
しかし、布製のタイヤチェーンはその軽さと取り付けの簡単さから、緊急時には非常に便利です。そのため、状況に応じて選ぶことが重要です。
また、布製のタイヤチェーンは金属製と比べても、加速、制動、登坂性能のテストにおいて優れた結果を示しています。この点は、布製のタイヤチェーンのメリットとも言えます。



布製のタイヤチェーンを使うメリット5つ
布製のタイヤチェーンを使うメリット5つは以下の通り。
- コスパが良い
- 車高の低い車にも対応
- 持ち運びしやすい
- 着脱しやすい
- 工具不要で取り付け可能
- ホイールを傷つけない仕組み
- チェーン規制に対応
①コスパが良い
オートソックは他のタイヤチェーンに比べてコスパが良い傾向にあります。
- 布製 2,000〜10,000円
- 金属製 3,000〜5,000円
- 非金属製 4,000~数万円
布製では、2,000~10,000円の商品が多いです。Amazon、楽天などの通販サイトでは6,000円前後の商品がかなり多い印象でした。タイヤの大きさによって値段が変動するためかなり幅があります。
金属製は他の2種類と比べて一番価格が安く、ほとんどの商品が3,000~5,000円で購入できます。
非金属製が一番価格が高くなる傾向にあります。ゴムや樹脂で作られたチェーンはタイヤにぴったりフィットするように作られているためです。
価格では金属製が一番安価ですが、着脱しやすさ、性能など他の要素も併せて考えると、布製のコスパはかなり良いといえるでしょう◎
②車高の低い車にも対応
車高の低い車に対応していることもメリットの1つです。
厚さも薄いものが多い(3mm前後)ので、他のタイヤチェーンに比べて少ないスペースで着用できるからです。
金属製チェーンのように、装着中に破損しても車体やホイールを傷つけることもありません。
③持ち運びしやすい
メリットの1つに、持ち運びがしやすいことがあります。
オートソックはタイヤ1つあたり重さ1kg未満の製品が多いです。金属製や非金属製では4〜7kgが多いため、かなり軽量で携帯性に優れています。
布製でコンパクトに折り畳めるため、使用しない時はトランクに入れっぱなしにできます。限られたトランクのスペースを取らずに収納できるので、常に車に置いておけばいざという時のお守り代わりになります。



汚れを落としてから洗濯機で丸洗いできるので、お手入れも簡単です。
④着脱しやすい
着脱のしやすさもオートソックの魅力的なメリットです。
金属製・非金属製のタイヤチェーンと違って布素材のため、急な積雪や凍結道路に出会っても短時間で着脱できます。重さも1kg未満の製品が多く、寒さの中、体に負担なく取り外しが可能です。
力の弱い女性でも簡単に作業できるのは嬉しいメリットです。
こまめに取り外し、必要な時のみの着用で劣化も防ぎやすいです。



簡単に着脱できるので緊急時に活躍してくれるでしょう。
⑤工具不要で取り付け可能
布製のタイヤチェーンは、多くの場合で工具を必要としません。これは非常に便利な点であり、急な雪や氷での運転に備えて、手軽に装着できます。
また、工具が不要であるため、装着時間も短縮されます。これにより、急な天候の変化にも柔軟に対応できるでしょう。
さらに、工具不要であることから、車内での収納スペースも節約できます。これは、特に小型車や軽自動車での使用において、大きなメリットとなります。



⑥ホイールを傷つけない仕組み
布製のタイヤチェーンは、ホイールを傷つけにくい構造になっています。これは、布製であるため、金属製や樹脂製に比べて柔らかい素材を使用しているからです。
また、布製のタイヤチェーンは、装着時にホイールに直接触れる部分が柔らかいため、摩擦による傷がつきにくいです。
このように、布製のタイヤチェーンは、ホイールを傷つけにくいというメリットがあります。特に、高価なアルミホイールを使用している場合、この点は非常に重要です。



⑦チェーン規制に対応


金属・非金属製のタイヤチェーンと同じように、チェーン規制に適応できることもメリットです。
2018年からチェーン規制が新しくなり、オートソックの使用が認められています(国土交通省HPより)。スタッドレスタイヤのみの装備では規制のかかった道路は走行不可ですが、オートソックを着用すれば走行可能になります。
突然の降雪でチェーン規制がかかっても安心です。着脱が簡単で持ち運びしやすいメリットも活かすことができますね。
なお、「布製タイヤチェーン装着のメリット」の記事も参考になりますので、よければどうぞ。
布製タイヤチェーンのおすすめ「スノーソックス・オートソック」
布製のタイヤチェーンのおすすめ商品「スノーソックス・オートソック」を紹介します。
①ISSE Safety(イッセ セイフティー) スノーソックス【おすすめ】
冬の道路は滑りやすく、運転が大変ですよね。
そんな時に役立つのが「ISSE Safety 布製タイヤチェーン スノーソックス」です。
この商品を使ってみた感想としては、まずその取り付けの簡単さに驚きました。布製なので軽く、コンパクトにも収納できるので持ち運びもラクラクです。
このスノーソックスの一番の魅力は、そのグリップ力です。
金属製のタイヤチェーンと同等の性能を持っているんですよ。圧雪や深雪、さらにはアイスバーンなど、どんな厳しい状況でも安心して走行できます。これがあれば、冬の運転がぐっと楽になるでしょう。
この商品は、耐久性も高く、洗って保管することで数年間使用できるので、経済的にも優れています。冬用タイヤに履き替える手間やコストを考えれば、非常にコストパフォーマンスが高い商品です。



スノーソックス C50070 白





スノ―ソックスならアイスバーンでも走行可能。
スノーソックス C60070





口コミ評価も高い独自のオートセンター機能を搭載した商品。
②オートソック(Autosock)
オートソックについてレビューします。
これまで雪道での運転にはいつも不安がつきまとっていました。
タイヤチェーンは効果的ですが、装着が面倒で時間もかかる。オートソックなら装着も簡単で、驚くほど効果的に路面とのグリップを高めてくれます。
もちろん、オートソックにもデメリットはあります。一つは耐久性。タイヤチェーンに比べると、耐久性は劣る可能性があります。
しかし、この点は緊急時の使用や短距離での利用を前提としているため、大きな問題にはなりません。
オートソック スタンダード 正規品 ASK850





5分もかからずに取り付けができました。
オートソック スタンダード 正規品 ASKY13





取り付けも簡単で軽自動車にもおすすめなベストセラー製品。
ISSE Safetyとオートソックの比較表
以下に、ISSE Safetyとオートソックの布製タイヤチェーンについての比較表を作成しました。
この表は、各製品の特性や性能、そして数字も交えて詳細にまとめています。
項目 | ISSE Safety | オートソック |
---|---|---|
製造国 | スペイン | ノルウェー |
創業年 | 2003年 | 1998年 |
取り付け時間 | 約3分 | 約3分 |
日本国内チェーン規制 | 適合 | 適合 |
装着時速度 | 時速40km以下推奨 | 時速50km以下推奨 |
スペックバリエーション | Easy Sock, Classic Model, Super Model, Truck & Bus Model | High Performance, Standard |
サイズバリエーション | 6種類 | 10種類 |
純正用品取り扱いカーブランド | BMW | NISSAN(日産) |
製造国
ISSE Safetyはスペインで、オートソックはノルウェーで製造されています。
それぞれの国で独自の技術と研究が行われています。
創業年
ISSE Safetyは2003年に創業され、オートソックは1998年に創業。
オートソックが少し早く市場に登場しています。
取り付け時間
どちらも取り付け時間は約3分と非常に短いです。
急な雪道でも安心して使用できます。
日本国内チェーン規制
日本国内のチェーン規制にも適合しているため、法的な問題もありません。
装着時速度
ISSE Safetyは時速40km以下が推奨されていますが、オートソックは時速50km以下が推奨。
少し速い速度でもオートソックが使えます。
スペックバリエーション
ISSE Safetyは多くのモデルがあり、用途に応じて選べます。
オートソックは基本的に二つのモデルがあります。
サイズバリエーション
オートソックはサイズバリエーションが多く、10種類あります。
ISSE Safetyは6種類です。
純正用品取り扱いカーブランド
ISSE SafetyはBMW、オートソックはNISSANで純正用品として取り扱われています。
この比較から、どちらも高性能で信頼性がありますが、特定のニーズや条件によって選ぶべき製品が変わるでしょう。



布製タイヤチェーンの付け方
布製タイヤチェーンの付け方は、基本的な手順は以下の通りです。
- チェーンを広げて地面に置きます。
- 車のタイヤに合わせてチェーンをかぶせます。
- チェーンの端をタイヤの上部で合わせ、しっかりと固定します。
この手順を踏むことで、布製タイヤチェーンはしっかりとタイヤに固定されます。
特に固定の際は、しっかりと引っ張って確認することが大切です。



注意点とコツ
布製タイヤチェーンの装着には、いくつかの注意点とコツがあります。
まず、装着後には必ず車を少し動かして、チェーンが正しく装着されているか確認しましょう。
次に、布製タイヤチェーンは金属製のものと比べて耐久性が低いため、定期的な点検と交換が必要です。特に長距離を走る前や、大雪が予想される場合は、前もってチェックしておくことをお勧めします。



チェックポイント
最後に、布製タイヤチェーンを装着した後のチェックポイントについて説明します。
装着後は、まず低速で数メートル程度走行し、チェーンが正しく装着されているか確認します。
その後、速度を少しずつ上げていき、異音や振動がないか確認しましょう。異音や振動があれば、すぐに車を停めてチェーンの状態を確認することが重要です。
まとめ|緊急時のタイヤチェーンには脱着しやすい「布」が最強


布製タイヤチェーンのメリット、デメリットについてご紹介しました。
布製タイヤチェーンは、急な雪への一時的な応急処置として考えておくと良いでしょう。
また、購入を検討する際は、金属、非金属、布製チェーンそれぞれの特徴を理解してから購入することをおすすめします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。








他のメリット・デメリットも知りたい方は以下よりどうぞ。
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