マイナンバーカードを健康保険証にするデメリット

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マイナンバーカードを健康保険証にするメリット・デメリットについて解説します。

2024年には健康保険証が廃止され、マイナンバーカードに一本化される予定です。

具体的に、どんなデメリットがあるのかチェックしていきましょう。

他のメリット・デメリットも知りたい方は以下よりどうぞ。

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目次

マイナンバーカードを健康保険証にするデメリット

  • 利用できる医療機関がまだ少ない
  • 紛失した時の個人情報の漏洩リスク
  • 初診で21円、再診で12円の追加医療費が発生
  • 登録削除はできない
  • 単純な暗証番号であれば、悪用されてしまう

デメリット①利用できる医療機関がまだ少ない

マイナンバーカードを保険証として使うデメリットとして、「利用できる医療機関が少ない」ということがあります。

利用できると思ってマイナンバーカードを持って行ったものの、使えなかった・・・。といった現象が起きる場合があるので注意しましょう。

なお、実際に使える医療機関は、厚生労働省のサイトの「マイナンバーカードの健康保険証利用対応の医療機関・薬局についてのお知らせ」からご覧ください。

デメリット②紛失した時の個人情報の漏洩リスク

マイナンバーカードは、紛失した時には情報漏洩が起きる可能性がある、といったデメリットもあります。

マイナンバーカードを紛失し、仮に4桁の暗証番号までも漏れてしまうと、マイナポータルにログインしたり、医療情報はもちろん、様々な情報を閲覧されてしまうというリスクがあります。

紛失しないように注意するのはもちろんですが、万が一紛失してしまった場合には、以下の要領で対応しましょう。

カードの一時停止手続き
まず、マイナンバーコールセンター(0120-95-0178)に電話し、既に交付されているマイナンバーカードの一時停止手続きをとってください。

警察への届け出
屋外でマイナンバーカードを紛失した場合は、再交付手続きの前にお近くの交番・警察署で遺失届を提出してください。再交付手続きの際に警察署名・電話番号・担当者名・遺失届受理番号が必要となりますので、あらかじめ控えておいてください。

紛失・廃止届と再交付申請書の提出
再交付手続きは、必要書類(下記参照)を持参のうえ、各窓口で申請をしてください。カードのお渡し準備が整った後で、交付通知書が送付されます。

再交付したカードの受領
必要書類を持参のうえ、カードを受領してください。

マイナンバーカード(個人番号カード)を紛失したとき(再交付申請)

デメリット③初診で21円、再診で12円の追加医療費が発生

2022年4月1日の診療報酬改定で、医療費3割負担の場合のマイナンバー保険証利用者は、初診21円、再診12円の追加医療費が生じ、調剤薬局での利用で1カ月ごとに9円が加算されます。

つまり、マイナンバー保険証を使うほうが高くなる、といったデメリットが発生していました。

ただ、2022年10月からの改定により、従来の保険証でもマイナンバーカードの保険証でも再診時の加算をゼロにし、初診の診療報酬をマイナ保険証で9円、従来の保険証で12円といったように、従来の保険証よりマイナンバーカードの保険証の方が負担が軽くなるように変更がされました。

なお、これはマイナンバーカードを保険証として使える医療機関に限った話。

マイナンバーカード未対応の医療機関ではそもそも加算されないため、最も負担が少ないのは未対応の医療機関であって、従来の保険証を使う方法、という状態になっています。

デメリット④登録削除はできない

マイナンバーカードを保険証として登録すると、登録削除ができなくなるといったデメリットがあります。

とはいえ、登録削除をする理由もないでしょうから、あまり気にする部分ではないでしょう。

マイナンバーカードの健康保険証利用の登録削除はできません。
なお、令和3年11月19日に「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」が閣議決定され、「マイナポイント第2弾」が実施予定とされています。その中で、健康保険証としての利用登録を行った方に7500円相当のポイント​を付与することとされていますが、すでに登録した方、利用申込みを行った方もポイントの付与対象となる予定です。

マイナンバーカードの健康保険証登録は削除できますか。

デメリット⑤単純な暗証番号であれば、悪用されてしまう

マイナンバーカードを保険証として利用するということは、当然ながらマイナンバーカードを携帯することになります。

しかし、携帯するということは紛失のリスクも伴うもの。

紛失した場合に、暗証番号が分かると悪用されてしまうリスクがあります。

実際のところ暗証番号は4桁のみなので、時間をかければ解読されてしまい、悪用の可能性も否定できません。

マイナンバーカードを健康保険証にするメリット

  • ポイントがもらえる
  • 病院の受付が顔認証で自動化される
  • マイナポータルで特定健診情報や診療・薬剤情報が見られる
  • マイナポータルで確定申告の医療費控除がカンタン
  • 窓口への書類の持参が不要に
  • 限度額以上の医療費一時支払いが不要
  • 就職・転職・引越をしても健康保険証として継続して使える

メリット①ポイントがもらえる

マイナンバーカードを保険証登録すると7,500ポイントがもらえます。

単純に、登録するだけで7,500円もらえると考えたら、非常にお得ですよね。

家族で美味しいものを食べるもよし、買いたいモノに使うもよし、有意義に使ってしまいましょう。

メリット②受付が顔認証でスムーズに

マイナンバー保険証のカードリーダー
日本調剤薬局

マイナンバーカードを保険証として使うメリットに「顔認証でスムーズな受付ができる」という点もあります。

カードリーダーを使って行うのですが、暗証番号でも利用可能です。

下記の厚生労働省の動画で顔認証についてイメージしておくのもオススメです。

メリット③マイナポータルで健診情報や診療・薬剤情報が見られる

マイナポータルというマイナンバーと連携させたサイトを利用することで、マイナンバー情報と紐づいている検診情報、診療情報、薬剤情報を確認できます。

これらについて逐一管理している方は稀なので、マイナンバーカードを保険証として使うメリットは少なくないかと。

さらには、医療費についても閲覧可能です。

メリット④マイナポータルで確定申告の医療費控除がカンタン

マイナンバーカードを保険証として利用するメリットに「マイナポータルからe-Taxに連携でき、医療費控除が簡単になる」といったものもあります。

通常は医療費の領収書を保存し、それを病院別に集計し、それを転記するなど、これまでは医療費控除のために多大な手間がかかっていましたが、これを削減できるのは大きいです。

メリット⑤限度額以上の医療費一時支払いが不要

マイナンバーカードを健康保険証として利用すると「限度額適用認定証」を自動適用してくれ、窓口支払いが自己負担限度額までとなります。

つまり、従来のような「高額療養費」適用の面倒な手続きがなくなります。

これは大きなメリットの一つといえるでしょう。

メリット⑥就職・転職・引越をしても健康保険証として継続して使える

マイナンバーカードを保険証として利用すると、転職した場合などに引き続いて保険証として利用できるというメリットがあります。

ただし、保険者への加入の届け出は、引き続き必要です。

健康保険証がマイナンバーカードに一本化される

2024年秋から健康保険証が廃止され、その機能がマイナンバーカードに一本化される予定です。

つまり、マイナンバーカード発行義務化となります。

ついに、ムチを取り出した印象ですね。

まだ持っていない方は、対応していかざるを得ないですね…。

参考:保険証、24年秋にマイナンバーカードと一体化 政府発表-日本経済新聞

他のメリット・デメリットも知りたい方は以下よりどうぞ。

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