お酒のデメリット、メリットについて解説していきます。
- お酒のデメリット
- お酒のメリット
- お酒の体に良い飲み方
- お酒の理想のおつまみ
- まとめ
日常の娯楽で楽しまれている、お酒。
ウイスキー、日本酒、リキュールなどいろいろな種類があり、毎日飲まれる方も多いのではないでしょうか。
沢山の方が日常的に嗜んでいるお酒は、飲みすぎると病気や中毒などのデメリットがあるとよく聞きますよね。
お酒は、やはりデメリットしかないのでしょうか?
今回は、お酒はデメリットしかないのか、詳しく解説していきます。

よかったら最後までお楽しみください。
他のメリット・デメリットも知りたい方は以下よりどうぞ。
お酒のデメリット


では、お酒のデメリットについて解説します。
お酒のデメリットは以下の9つ。
- 記憶力の低下
- 判断力の低下
- ブラックアウト(一時的記憶喪失)
- 二日酔いになる
- 病気の原因になる
- 太りやすい
- アルコール依存症になる可能性がある
- 急性アルコール筋症の恐れがある
- 急性アルコール中毒の恐れがある



では、一つずつ見ていきましょう。
①記憶力の低下
お酒のデメリット1つ目は「記憶力の低下」です。
もちろん、嗜む程度の軽度飲酒なら記憶低下の可能性は低いですよ。
ですが、軽度飲酒に比べ、1日3杯以上のビールを飲む方は、将来記憶力低下の可能性が高まります。
記憶や認知機能の低下が10年ほど早まると言われていて、1日2杯以上だと6年ほど早まるという研究結果。
これは、女性よりも男性の方が影響が大きいようで、女性はエストロゲン(女性ホルモン)が脳の損傷を防いでいると言われています。
ビールを1日2杯未満だと、全く飲まない方と記憶力低下の明確な差はあまりないので、毎日飲酒を続けても記憶力低下に影響しない可能性があるので、飲み過ぎに注意しましょう。
記憶力が低下すると、アルツハイマーなど認知症になりやすくなります。



毎日お酒を飲む方は、1日2杯以内にしましょう。
②判断力の低下
お酒のデメリット2つ目は「判断力の低下」です。
一般的に、お酒を飲んで「酔う」とは、血中のアルコール濃度が高くなり、脳の活動をコントロールしている部分を麻痺させている状態。
そうなると、当然判断力も低下しますね。
飲酒をして判断力が低下すると、取り返しのつかない事故や失敗を起こしてしまうことも。
判断力の低下は個人差がありますが、自分では大丈夫と思っていても判断が鈍っていることが多いので危険!
飲酒運転が危険で禁止されているのも、そのためです。



判断力は思った以上に低下しているので、飲酒運転は危険なので絶対にやめましょう。
③ブラックアウト(一時的記憶喪失)
お酒のデメリット3つ目は「ブラックアウト(一時的記憶喪失)」することです。
飲酒をして怖いのが、このブラックアウト(一時的記憶喪失)。
ブラックアウトというのは、お酒を飲んでいる最中の出来事を脳が記憶しなくなることです。
日常の記憶をしている脳の海馬が、アルコールの影響で機能しなくなるために起こる現象。
お酒を飲んでいる最中のことを、何となくしか覚えていない現象も、海馬がアルコールによってあまり機能していない為。
記憶がなくなることによって、貴重品の盗難、紛失、身の危険など様々なことが危険に晒されます。
ブラックアウトするお酒の量は個人差があるため、そうならないように適量を自分で把握しておくことが大切。
よくブラックアウトしてしまう方は、お酒を飲む前に何かを食べる、暴飲を避ける、自分のペースでゆっくり飲むなど対策をすると良いでしょう。



ゲームや暴飲など、無理な飲酒は危険です。
④二日酔いになる
お酒のデメリット4つ目は「二日酔いになる」ことです。
飲酒をした翌日に、吐き気、頭痛、胸焼けやふらつきなどの不快症状が出るのが二日酔い。
二日酔いは、アルコールが分解されてできた「アセトアルデヒト」が、肝臓で充分処理されないことによって起こります。
体の血中アルコール濃度がおおよそ0に戻るときに、二日酔いの症状がピークに達して、不快症状が24時間以上続くことも。
お酒を飲んでいる時は楽しいですが、翌日辛い症状に悩まされるのはとても嫌ですよね。
二日酔いで、水を飲んでも嘔吐してしまう場合、脱水症状も懸念されます。
特に、ひどい頭痛や意識が薄れる、口の周りや中が乾いてきたなどの症状がある場合は危険。



迷わず病院に行くことをお勧めします。
⑤病気の原因になる
お酒のデメリット5つ目は「病気の原因になる」ことです。
毎日の習慣でお酒を飲む方もいますよね。
大量の飲酒を続けることによって、肝臓でアルコールが代謝される際、中性脂肪が蓄積して肝硬変や脂肪肝、肝がんなどの肝臓障害を発症しやすくなります。
膵臓障害や消化器系、循環器系、脳、末梢神経障害、更には糖尿病、高血圧などの生活習慣病にも気をつけなければなりません。



病気にならないよう、飲酒をする際は適切な量にしておきましょう。
⑥太りやすい
お酒のデメリット6つ目は「太りやすい」ことです。
ビールをジョッキ1杯500ml飲むと約200kcal、糖質約15.5g。
サワーは種類や分量にもよりますが、1杯300mlで約150kcal、糖質約15〜20gです。
ビールやサワーは糖質が高く、太りやすいと言われていますね。
特にサワーの甘さは、喉が渇きどんどん飲んでしまいます。
お酒だけで1日の糖質量をオーバーしてしまうこともあるので、気をつけましょう。
また、お酒を飲んだ後にラーメンや、甘いものが無性に食べたくなりますよね。
アルコールは食欲を増進させる効果があるので、ダイエット中の方には不向きかもしれません。
⑦アルコール依存症になる可能性がある
お酒のデメリット7つ目は「アルコール依存症になる可能性がある」ことです。
大量に飲酒を長期間することで起こりやすいのが、アルコール依存症。
アルコール依存症とは、アルコールに対し精神依存や身体依存をきたす精神疾患です。
時間や場所に関係なくお酒が飲みたくなり、飲み始めたら泥酔するまでやめられなくなる病気。
個人差はありますが、吐き気や高血圧、下痢、胃痛、動悸などの症状がみられる方も。
更に進むと、鬱や幻聴、幻覚、記憶障害などにもつながります。
アルコール依存症になると、人に暴力を振るったり、嘘をつく、人との約束を守れないなどのトラブルが増えたりして、日々の生活や仕事、人間関係にも支障がででしまうでしょう。
⑧急性アルコール筋症の恐れがある
お酒のデメリット8つ目は「急性アルコール筋症の恐れがある」ことです。
急性アルコール筋症とは、お酒を飲んだ翌日に、筋肉に筋肉痛のような痛みが出ること。
これは、筋肉がアルコールによって筋繊維が破壊されることによって起こる筋肉痛で、運動した後の筋肉痛とはまた違います。
運動後の筋肉痛は超回復して筋肉が成長しますが、アルコールによって破壊された筋繊維は超回復しません。
逆に筋肉が痩せることもあり、筋力低下や筋繊維の部分壊死などの可能性もあります。
アルコール筋症をよく発症する方は、お酒と共に水を飲むこと。
それだけでもアルコールが速やかに排出されやすくなるので、翌日筋肉痛のような症状が和らぐこともあります。
⑨急性アルコール中毒の恐れがある
お酒のデメリット9つ目は「急性アルコール中毒の恐れがある」ことです。
短時間に大量の飲酒をすると起こり得る、急性アルコール中毒。
血中アルコール濃度が急上昇して、脳に作用します。
症状が進むと、意識を失ったり失禁したり、脳の呼吸中枢が正常に働かなくなり、最悪の場合死に至ることも。
特に若い方に多く、お酒の飲み方や自分がどれだけ飲めるのか分からない方がなりやすいです。
死に繋がるような、とても危険な状態に陥ることもあるので、無理な飲酒や一気飲みなどはやめましょう。
お酒のメリット


では、お酒のメリットについて解説します。
お酒のメリットは、以下の4つ。
- リラックス効果がある
- 食欲増進効果がある
- コミュニケーションに役立つ
- 血行が良くなる



一つずつ見ていきましょう。
①リラックス効果がある
お酒のメリット1つ目は「リラックス効果がある」ことです。
1度に大量の飲酒をしたり、毎日の飲酒はデメリットが沢山ありましたが、適度な飲酒は健康にいいとされています。
適度な飲酒は、大脳新皮質の働きを鈍らせるので、ストレスを和らげる効果がありますよ。
また、ワインやウイスキーの香りもリラックス効果があり、ビールの原料のホップの香りには気分を落ち着かせるアロマ効果があります。
よって、適度な飲酒はリラックス効果が得られます。



ただし、適度な量というのが大切です。
②食欲増進効果がある
お酒のメリット2つ目は「食欲増進効果がある」ことです。
飲酒をしていると、ついつい食べすぎちゃうこともありますよね。
適度な飲酒をすることによって、胃液の分泌を促し、食欲を増進させる効果があります。
胃液が分泌されると、消化を助けるので、沢山食べられるのです。
食べ過ぎに気をつけている方は注意ですが、食欲が湧かない時は適度な飲酒をしてみてもいいですね。
③コミュニケーションに役立つ
お酒のメリット3つ目は「コミュニケーションに役立つ」ことです。
普段からコミュニケーションをとるのが苦手な方や、初めての方と食事をする時、緊張をとるのに最適。
アルコールは、緊張を和らげてくれる効果があります。
適度な飲酒は歓迎会や飲み会、冠婚葬祭などで、会話を増やしてくれるでしょう。
よって、適度な飲酒は、人間関係を円滑にするのに役立ちます。



楽しくなってしまって、飲み過ぎるのには注意しましょう。
④血行が良くなる
お酒のメリット4つ目は「血行が良くなる」ことです。
飲酒をすると、体がぽかぽか暖かくなりますよね。
適度な飲酒は、血管を拡張して血行を促進する効果があります。
血行が促進されることにより、体を暖める効果があったり、利尿効果も得られるので老廃物を排出できて、疲労回復の効果が期待できますよ。
お酒の体に良い飲み方
では、お酒の体に良い飲み方について解説します。
お酒の体に良い飲み方は以下の4つ。
- 自分のペースでゆっくり飲む
- 食べながら飲む
- 週に2日は休肝日を作る
- 薬と一緒に飲まない
①自分のペースでゆっくり飲むこと
お酒の体に良い飲み方1つ目は「自分のペースでゆっくり飲むこと」です。
一気飲みや短時間で大量の飲酒は体に悪く、急性アルコール中毒などを起こしやすいので危険。
その場のノリや勢いに流されず、ゆっくり自分のペースで飲みましょう。
ゆっくり、自分のペースでお酒を飲むことで、楽しい時間を過ごせて、リラックス効果が期待できます。
それに、自分にとって適正な量で飲み終えることができるので、お酒はゆっくり自分のペースで飲むことがお勧め。
②食べながら飲む
お酒の体に良い飲み方2つ目は「食べながら飲む」ことです。
空腹でお酒を飲むと、アルコールが吸収されやすく危険!
下記で紹介する、体に良いお酒の理想のおつまみと共にお酒を飲みましょう。
アルコールの分解を助けてくれたり、アルコールの吸収効率を下げてくれたりするのでお勧めです。
③週に2日は休肝日を作る
お酒の体に良い飲み方3つ目は「週に2日は休肝日を作る」ことです。
飲酒することが、毎日の日課になっている方も多いのではないでしょうか。
アルコールは、主に寝ている間に分解されます。
体重60kgの方が、6〜8時間の間にアルコールを分解できる量が、大体日本酒2合ほど。
それ以上の飲酒や、睡眠時間が短くなったり、毎日飲酒が続くと、肝臓がアルコールを分解しきれなくなり、肝障害などを発症する恐れがあります。
少なくても週2日は休肝日を作りましょう。
④薬と一緒に飲まない
お酒の体に良い飲み方4つ目は「薬と一緒に飲まない」ことです。
お酒と薬を、一緒に飲むことはとても危険。
アルコールは、解熱鎮痛薬、精神安定薬、降圧薬などと相性が悪いです。
お酒と薬を一緒に飲んでしまった場合、薬の作用が強まってしまい意識が無くなったり、血圧が下がりすぎてしまったりしてとても危険なのでやめましょう。
お酒の理想のおつまみ
では、お酒の理想のおつまみについて解説します。
お酒を飲むときに、相性がいいおつまみを一緒に食べることで、様々な効果が得られます。
特に、高タンパク、低糖質なものが肝機能向上に役立ちお勧め。
また、食物繊維が豊富なものも消化されにくく、アルコールの吸効率を下げてくれます。
以下のおつまみがお勧め。
- 豆腐
- チーズ
- シャケ
- サザエ
- マグロの血合い
- アサリ
- 落花生
- えんどう豆
- 豚肉
- うなぎ
- カレイ
まとめ|お酒のデメリットを吟味して、ほどほどに!


今回は、お酒のデメリットとメリットについて解説しました。
- 記憶力の低下
- 判断力の低下
- ブラックアウト(一時的記憶喪失)
- 二日酔いになる
- 病気の原因になる
- 太りやすい
- アルコール依存症になる可能性がある
- 急性アルコール筋症の恐れがある
- 急性アルコール中毒の恐れがある
- リラックス効果がある
- 食欲増進効果がある
- コミュニケーションに役立つ
- 血行が良くなる
- 自分のペースでゆっくり飲む
- 食べながら飲む
- 週に2日は休肝日を作る
- 薬と一緒に飲まない
お酒は、デメリットばかりだと思われがちですが、適切な量の飲酒はメリットもありましたね。
大事なのは、適切な量を守って楽しくお酒を飲むこと。
お酒に理想のおつまみも参考にして、一緒に食べてみてください。
決してお酒の無理強いや、一気飲みなどは危険なのでやめてくださいね。
では、今回は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



ぜひ、またみに来てくださいね。
他のメリット・デメリットも知りたい方は以下よりどうぞ。
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