ペイペイのデメリットやメリットについて詳しく解説します。
本記事の内容は以下の通りです。
- ペイペイとは?どんな支払い方法がある?
- ペイペイのデメリット8つ
- ペイペイのメリット8つ
- ペイペイを利用するポイント
支払い方法が多様化し、QRコード決済も今では一般的になってきました。
宮川大輔さんのCMでおなじみの「ペイペイ(PayPay)」もその一つですが、「名前はよく聞くけど、ペイペイはどんなサービスなのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
ペイペイのことがよく分からなければ、「便利なんだろうけどなんだか難しそうだし、手を出すのはやめておこう」と思ってしまいますよね。
この記事では、ペイペイのデメリットやメリットを詳しく説明しているので、ペイペイに関する理解が深まります。
ペイペイのことが良く分からなくて利用するか迷っているという方は、ぜひ読んでいってください。
他のメリット・デメリットも知りたい方は以下よりどうぞ。
ペイペイとは?どんな支払い方法がある?
ペイペイは、アプリで支払いができるサービスのことです。
無料で簡単に登録することができ、「アプリに表示されているバーコードを店員さんに読み取ってもらう」もしくは、「お店のQRコードを読み込んで支払い金額を入力する」ことで、キャッシュレスで支払いを簡単に済ませることができます。
ペイペイの支払い方法は、以下の通りです。
- ペイペイ残高
- ペイペイあと払い
- クレジットカード
「ペイペイ残高」は、登録した銀行口座や現金などによってペイペイ残高にチャージして支払う方法です。
「ペイペイあと払い」は、チャージなしで支払える方法です。当月利用した金額を翌月まとめて支払うという方式のもので、ペイペイカード(旧ヤフーカード)というクレジットカードの利用金額と一緒に口座から引き落とされます。ペイペイあと払いを使ってペイペイ残高にチャージすることも可能です。
「クレジットカード」は、VISAもしくはMastercardのカードを登録して、ペイペイでの支払いやペイペイ残高チャージに使えます。

ペイペイのデメリット8つ
ペイペイのデメリットは以下の8つです。
- 還元率が低い
- クレジットカードでの利用限度額が低い
- 他の支払い方法と併用できない
- 取り扱いATMが少ない
- 決済がスムーズにいかない場合がある
- 使いすぎる可能性がある
- サービスの終了や機能の変更がある
- 利用できない店舗もある
では1つずつみていきましょう。
還元率が低い
1つ目のデメリットとして、ペイペイの還元率の低さが挙げられます。
ペイペイの基本還元率は0.5%です。
利用状況によって付与率がアップする仕組みになっていて、最大1.5%まで上げることができますが、その達成条件はこちらです。
PayPayステップ(達成条件)
- PayPay支払いの金額と回数を達成する
- 対象サービスを利用する
- ヤフープレミアム会員になる
PayPay支払いの金額と回数を達成する
ペイペイ支払いで以下の条件を両方達成すると、次月の還元率が0.5%アップします。
- 300円以上の支払いを30回
- 50,000円支払い
対象サービスを利用する
以下の対象のサービスの中から3サービス利用で次月の還元率が0.5%アップします。
- Yahoo!ショッピング
- PayPayフリマまたはヤフオク!
- Yahoo!トラベル
- ebookjapan
- LOHACO by ASKUL
ヤフープレミアム会員になる
ヤフープレミアム会員期間中は還元率が2%アップします。
参照:https://paypaystep.yahoo.co.jp/about/
以上のことから、ある程度の回数や金額をペイペイで支払いをしたり、複数のサービスを利用しなければ還元率は上がらないといえます。
クレジットカードでの利用限度額が低い
ペイペイのデメリット2つ目は、本人認証を設定していないクレジットカードでは利用限度額が低くなってしまうことです。
ペイペイの利用限度額は以下のようになっています。
方法 支払い | 過去24時間 | 過去30日 |
クレジットカード(本人認証未設定) | 5,000円 | 5,000円 |
クレジットカード(本人認証設定済み) | 2万円 | 5万円 |
PayPay残高 | 50万円 | 200万円 |
PayPayあと払い | 50万円 | 200万円 |
本人認証未設定のクレジットカードの場合は、支払い上限が他の支払い方法と比べても低いことが分かります。
本人認証は不正利用防止のために推奨されているサービスですが、各カード会社のWEBサイト等で申し込みが必要です。その上で、ペイペイのホーム画面から設定することで利用限度額が増額できるようになっています。
本人認証サービスの設定の仕方はこちらですので、参考にしてみて下さい。(各カード会社ごとの本人認証サービスの登録の仕方も見られるようになっています。)
クレジットカードで支払いしたい場合は、本人認証を設定しなければあっという間に上限に達してしまうので注意が必要です。
他の支払い方法と併用できない
3つ目のデメリットとして、ペイペイと他の支払い方法を併用することができないということが挙げられます。
それは、ペイペイのチャージ残高を超えるものは決済できないためです。
例えば、PayPayの残高が3000円で3100円の支払いがしたくても、3000円はPayPayで支払って残りは現金やクレジットカードで支払うということはできません。
つまり、ペイペイの残高を超えないようにしなければ支払いができないので、残高不足の場合はチャージをするか、支払い方法を変更する必要があるというわけです。
取り扱いATMが少ない
ペイペイのデメリット4つ目は、取り扱いしているATMが少ないことです。
ペイペイはあらかじめチャージしておく必要があるのですが、現金でチャージする場合に使えるATMは、セブン銀行ATMかローソン銀行ATMです。
銀行口座を登録しておいてチャージする方法や、携帯電話回線とPayPayを連携させてチャージをする方法もありますが、その場合は手元に現金がなくてもチャージできてしまいますので、使いすぎが心配な方にはあまりおすすめできません。
つまり、チャージ方法を現金でしようと考えている方にとっては、取り扱いATMが身近なところになければ不便になってしまうというわけです。
決済がスムーズにいかない場合がある
ペイペイのデメリット5つ目は、場合によっては決済がスムーズにいかないということです。
ペイペイはスマホのアプリを使用するため、通信環境やスマホの状態に左右されます。
場合によっては、アプリの立ち上がりが遅くて時間がかかる可能性もありますし、スマホが充電切れの場合は決済もできません。
通信環境が悪かったり、スマホやアプリに不具合があったりすると、決済がスムーズにいかない場合があるということは頭に入れておきましょう。
使いすぎる可能性がある
6つ目のデメリットは、ペイペイは使いすぎてしまう場合があるということです。
その理由は、ペイペイは現金を使わない「キャッシュレス決済」なので、お金を使っている感覚を感じにくいためです。
ただし、利用可能額を自分で設定することができます。
ペイペイの公式サイトには設定の仕方が載っていて、説明動画もあるので、心配な人はチェックしてみて下さいね。(利用可能額の設定の仕方はこちらです。)
利用可能額を設定しない場合は、気が付けば使いすぎてしまったということになりかねないので、注意して利用するようにしましょう。
サービスの終了や機能の変更がある
ペイペイのデメリット7つ目は、利用しているサービスが終了したり機能が変更される場合があることです。
新しい機能が追加されて使いやすく便利になる一方で、終了するサービスがあることも事実です。
ペイペイのサイトを見ていても、「このサービスは〇年〇月〇日に終了しました」という表示をよくみかけます。
機能の変更などは度々あるので、自分でサービスの状況をチェックしていないと、今まで利用していたものが利用できなくなったりする可能性があるので注意しましょう。
利用できない店舗もある
ペイペイのデメリット8つ目は、ペイペイに対応していない店舗では利用できないということです。
ただし、ペイペイカードはクレジットカード加盟店では使えるので、ペイペイに対応していないお店でも支払うことができます。
ペイペイで支払いをする予定の場合は、利用するお店がペイペイに対応しているのかあらかじめ調べておくようにしましょう。
ペイペイのメリット8つ
ペイペイのメリットは以下の8つです。
- 利用できる店が多い
- お得なキャンペーンやクーポンなどがある
- ユーザー同士で送金や割り勘ができる
- QRコード決済の利用率がトップクラス
- 税金や公共料金の支払いができる
- 手軽に登録できる
- スマホで決済できる
- チャージ方法が選べる
ではこちらも1つずつ説明します。
利用できるお店が多い
ペイペイは利用できる店がとても多く、加盟店数はなんと374万カ所以上もあります。
コンビニやスーパー、ドラッグストアなど身近なお店から、家電量販店やファッション、交通、宿泊など様々なジャンルの支払いに対応しています。
公式サイトや、アプリで確認できるので、チェックしてみて下さいね。
また、ネットサービス(通販や電子書籍など)でも利用できるお店が数多くあります。(ネットサービスで利用できるお店はこちら)
ペイペイは店頭にペイペイのマークがあるお店で使うことができ、ネットサービスにも幅広く対応しているので、利用できる機会はとても多いです。
お得に買い物ができるキャンペーンやクーポンがある
ペイペイのメリット2つ目は、ポイント還元率の高いキャンペーンが開催されていたり、クーポンを利用することで、買い物がお得になることです。
キャンペーンとクーポンについては以下の通りです。
ペイペイのお得なキャンペーン
開催されているキャンペーンの一例はこちらです。(2022年10月25日現在)
- 超ペイペイジャンボ
- 友達紹介キャンペーン
- マイナポイントに関するキャンペーン
超ペイペイジャンボは、対象の店舗でペイペイで支払い、抽選に当たると支払い金額が戻ってくるというものです。
また、友達紹介キャンペーンでは、紹介した人・された人両方500ポイントもらえます。
マイナポイントを登録すると最大2万ポイントもらえるキャンペーンなども開催されていますので、時期によっては高額なポイントをゲットできるチャンスがあります。
ペイペイのお得なクーポン
クーポンは、アプリで探して獲得し、支払いの時に自動で適用される仕組みになっています。
飲食店や書店、家電量販店など様々な実店舗やネット利用で5%~10%程付与されるクーポンなどが数多くみられました。
クーポンは毎週月曜日に更新されるのでチェックしてみて下さい。
ペイペイのクーポンを利用することで、実店舗でもネットショッピングでも、普段の買い物がよりお得になります。
ユーザー同士で送金や割り勘ができる
ペイペイのメリット3つ目は、ユーザー同士で、送金や割り勘などのお金のやり取りができることです。
ペイペイの残高を送る機能を利用すると、送金手数料もかからず、遠方の相手にも一円単位でお金を送ることができます。
ペイペイでの送金の仕方はこちらを参考にしてくださいね。
また、「わりかん」の機能を選択することで、飲み会などでも現金のやりとりなしでスムーズに割り勘をすることができます。
「わりかん」の機能が使いたい方はこちらをご覧ください。
ペイペイを使うと、現金が手元になくても細かいお金のやりとりが手軽にできるようになります。
QRコード決済の利用率がトップクラス
ペイペイのメリット4つ目は、QRコード決済の利用シェアが№1であることです。
ペイペイを導入する際には専用の端末などが不要なため、個人経営の小規模な店舗でも多く導入されています。
そういった店舗がアプリの地図に加盟店として掲載されることで、今まで知らなかったようなお店に行く機会ができますよね。
ペイペイのQRコード決済の利用率がトップクラスなおかげで、様々なお店に出会えるきっかけができるというわけです。
税金や公共料金の支払いができる
ペイペイのメリット5つ目は、税金や公共料金などの請求書払いもすることができることです。
やり方は簡単で、ペイペイアプリで請求書のバーコードを読み込みむことで、ペイペイ残高で支払うことができます。
ペイペイの請求書払いは、ペイペイステップの達成条件である支払い金額や回数の対象にもなるので、普通に支払うよりお得です。
ペイペイを利用すると、コンビニまで支払いに行かなくても好きなタイミングで請求書払いができる上に、還元率アップにも貢献できるというわけです。
手軽に登録できる
ペイペイのメリット6つ目は、登録の手軽さです。
ペイペイは登録無料で、最短1分で登録することができます。
登録の手順としては、まずはアプリをダウンロードして、アカウントを登録し、そのあと自分に合った支払い方法を選択するという流れになります。(登録の仕方はこちら)
このように、誰でも簡単に登録できて始めやすいというのもペイペイのメリットです。
スマホで決済できる
ペイペイのメリット7つ目は、スマホ1つあれば決済ができるということです。
ペイペイでスマホ決済することには以下のようなメリットがあります。
- おサイフケータイ非対応でも使える
- 面倒な小銭の受け渡しがない
- 非接触で支払いができる
- カードやクーポンを持ち歩かなくていい・別々に提示しなくてすむ
- 支払い履歴が見れるので管理しやすい
ペイペイは、スマホがあれば決済できるので身軽で楽な上に、管理もしやすいというわけです。
チャージ方法が選べる
ペイペイのメリット8つ目は自分に合ったチャージ方法を選べることです。
ペイペイのチャージ方法は以下の通りです。
- 銀行口座を登録する
- 現金でATM(セブン銀行、ローソン銀行)からチャージする
- ペイペイカード(旧ヤフージャパンカードを含む)を登録する
- ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを利用する(※ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOが対象)
- ヤフオク!やペイペイフリマの売上金をチャージする
- ペイペイあと払いでチャージする
「いちいちATMを探して現金でチャージするのが面倒」という方は、銀行口座を登録しておくとチャージがしやすいです。
逆に、「お金を使っている感覚がなくて不安」という方は、その都度現金でチャージすることで安心して利用することができます。
このように、ペイペイは状況に応じてチャージ方法を選ぶことができるので、自分に合ったチャージ方法を選んで下さいね。
ペイペイを利用するポイント
ペイペイを利用する際に知っておいた方がいいポイントを紹介します。
ペイペイを上手に活用するポイントは以下の通りです。
- ペイペイの還元率アップを狙う
- キャンペーンをこまめにチェックする
- ペイペイのアプリが正常に動かない場合
ペイペイの還元率アップを狙う
還元率アップの条件である「300円以上の支払いが30回以上&5万円以上」を達成するのは難しいと感じる方も多いと思います。
そこで、日常での買い物の支払いをペイペイに変えるだけでなく、公共料金といった毎月発生するような支払いをペイペイに変えるのもおすすめです。(※ただし、2022年11月1日より 携帯電話料金の支払いは対象外となるとのこと。)
また、条件達成のための対象サービスである「ヤフーショッピング」や「ヤフオク!」「ペイペイフリマ」などを賢く利用しましょう。
普段使っている商品や欲しいと思っているものが、こういったサービスで買えないか検討してみて下さい。
キャンペーンやサービスについてこまめにチェックする
ペイペイでは、時期によっては還元率の高い大規模なキャンペーンが開催されるときがあります。
キャンペーンによっては、数千、数万ポイント単位で還元されるものもあるので、そういったお得なキャンペーンを見逃さないようにしましょう。
また、新しい機能が追加されたりサービスの内容が変わる場合があるので、サービスが終了する場合は終了時期なども合わせてチェックしておきましょう。
ペイペイのアプリが正常に動かない場合
接続環境以外の原因でペイペイアプリの動作が上手くいかない場合もあります。
「画面がフリーズする」など、ペイペイのアプリが正常に動かないときは以下の操作を行うことで改善できる場合があります。
- アプリを最新バージョンに更新する
- アプリを再起動する
- 端末本体を再起動してみる
- アプリのキャッシュを消去する
- アプリを再インストールする
- OSを最新の状態にアップデートする
アプリが上手く起動しなくて困ったときは、ぜひ試してみて下さい。
まとめ|ペイペイを上手に利用してお得にポイントを貯めよう
ペイペイは基本還元率は低いですが、利用回数や金額によって還元率がアップしたり、時期によっては還元率の高い大規模なキャンペーンもやっています。
キャンペーンやクーポンについての情報をこまめにチェックできれば、お得にポイントを貯めるチャンスはたくさんあります。
自分に合った支払い方法を設定し、心配な方は利用限度額を設定するなどして、使いすぎに注意しながら活用してみて下さいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
他のメリット・デメリットも知りたい方は以下よりどうぞ。
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